JaSST Kyushuは2007年に福岡で初めて開催されて以来、その後九州各地で開催を続け、早いもので今年で16年目を迎えました。この長い歴史の中で、JaSST Kyushuは九州地区におけるソフトウェアテスト分野での知識交流や情報共有の場として、多くの方々に支持されてきました。
今年のJaSST'23 Kyushuは、11月2日(木)に福岡で開催いたします。
昨年に引き続き、オンサイト・オンラインのハイブリッドにて開催いたします。
ハイブリッド開催とすることで、遠方にお住まいの方や交通の不便な方々も参加しやすくなり、より多くの方々に参加いただけることを願っています。
ご都合のつく方はぜひ現地まで足をお運びいただき、会場の熱気を肌で感じつつ、品質保証技術についてより一層の理解を深めていただければ幸いです。
地域の特色や文化を活かしたプログラムも予定しており、参加者の皆様にとって貴重な体験となれば幸いです。
JaSST'23 Kyushuでは、ソフトウェアテストの初学者や、もう一度しっかりとソフトウェアテストや品質保証について学び直したい方に向けて講演を行うとともに、これから先の未来、どのように品質管理に取り組んでいけばよいかを皆さまとともに考え、議論できればと思っております。
そのヒントや示唆をいただきたく、お二人の先達をお招きしました。
基調講演では、メルカリの福田里奈氏に「わからない?をわかる!に変えよう!- QAエンジニアが実践している基本的な考え方と方法」というテーマでご登壇いただきます。
ソフトウェアテストの基本から実際のプロジェクトで活用できる具体的なテストの技法までを幅広くカバーする内容となっています。これらの知識は開発の品質を高め、開発プロセスを円滑に進めるための重要な要素となります。
福田氏はこれまで、ソフトウェアテストの重要性を広く啓発する活動を続けてこられました。
2015年から始めた「はじめてのソフトウェアテスト」というワークショップを通じて200名以上の参加者にソフトウェアテストの知識を伝えてきました。このワークショップは、社内の開発に関わる人々だけでなく、新卒エンジニアや学生、さらには教師など、幅広い層の人々が受講されています。
今回の講演は、テストについて独学で学んできた方やテスト未経験のエンジニア、そしてこれからソフトウェア開発の世界に入ろうとする学生にとって、テストの基本的な視点を得るためのきっかけを学んでいただければと思います。
招待講演では、オーティファイの末村拓也氏に「素朴なテスト自動化から、開発を支える自動テストへ」というテーマでご登壇いただきます。
末村氏は、オーティファイでシニアテクニカルサポートエンジニアとして顧客の問題解決やプロダクト品質改善に取り組む傍ら、テスト自動化スペシャリストとしてご活躍されています。
今回の講演では、素朴に手動テストを自動化する「テスト自動化」ではなく、開発サイクルの一部として組み込み、開発を支援する「自動テスト」について、その内容やメリット、導入方法について具体的にお話しいただきます。
自動テストの開発への組み込み方や効果的なメンテナンスの方法について学び、皆様のテスト自動化、自動テストのスキル向上につなげていただける講演内容となっています。
手動テストから脱却したい方、現在のテスト自動化に課題を感じていらっしゃる方など、「自動テスト」にご興味がある方はぜひお越しください。
両講演が皆様にとって新しい学びを得る一助となり、ひいてはソフトウェアテスト技術の向上の手助けとなりましたら光栄に存じます。
皆さまのご参加を実行委員一同、心よりお待ちしております。
・会期:2023年11月2日(木)13:00~18:10
・会場:
・オンサイト(福岡市 天神チクモクビル)
・オンライン(Zoom webinar)
・基調講演:福田 里奈 氏(メルカリ)
・招待講演:末村 拓也 氏(オーティファイ)
・主催:ソフトウェアテストシンポジウム2023九州 実行委員会
特定非営利活動法人 ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)
・参加費:2,500円(税込)※学生は無料(社会人学生を除く)
・プログラム詳細の確認とお申し込み方法は、下記Webサイトをご覧ください。
http://www.jasst.jp/symposium/jasst23kyushu.html